車による死亡事故が減っている反面、高齢ドライバーの判断ミスや運転ミスによる事故は全国で増加傾向にあります。
ひとたび事故を起こせば相手にケガをさせてしまったり、尊い命を奪ってしまったりと、取り返しのつかない事態に発展してしまう深刻な問題。
相手だけでなく自分自身も賠償などの大きな負担を背負うことになりその後の人生に影響を与えてしまうため、家族から見て運転に不安を感じるようになった時点で早めの「免許返納」をおすすめします。

本人や家族のリスクを減らすという意味でも、事故の被害者を出さないという意味でも、必ずどこかのタイミングで免許を返納して車の運転を控えることを考えなければいけません。
とはいえ「まだ大丈夫」「自分は絶対に事故を起こさない」と頑なに免許返納を拒む方がいることも事実。しかしどんなに安全運転を心がけていても体や判断力の衰えにはあらがえません。
この記事を見ている方の中にも、
「高齢の親が免許返納をしてくれない」
「免許返納の話を親にすると、いつも喧嘩になる」
と悩んでいる方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、免許返納をためらう親を説得するコツや、高齢ドライバーの心理について詳しく解説していきます。
高齢の親に免許返納を促している方はたくさんいると思います。しかし、全ての高齢ドライバーが二つ返事で免許返納を了承してくれるとは限りません。
その理由と高齢ドライバーの心理について、詳しく見ていきましょう。

車は生活の利便性や快適性を高めてくれる乗り物。足腰が弱くなっている高齢者にとっては、移動の自由を象徴する存在でもあります。
特に地方は、都心部に比べて公共交通機関が発達していないことも多く、車がない生活が考えられないケースも多いでしょう。
このような状況下で免許返納を行うと、移動の自由度が大幅に低下します。免許返納をためらう高齢ドライバーの中には、この「自由度の低下」に抵抗を感じている方もいます。
免許返納をためらう高齢ドライバーの中には、「まだ大丈夫」「自分は絶対に事故を起こさない」と思っている方も多いです。
その他、「お年寄り扱いされたくない」「自分で決断するまでは絶対に免許返納をしない」といったプライドや意地が関係しているケースもあります。
車は、地方における「生活必需品」
電車が30分に1本しか走っていない、自宅から最寄り駅まで歩いて30分かかるというような場合、車がなければ移動が難しくなります。
そうなれば、・買い物・通院・畑仕事、などが難しくなる場合もあります。
つまり、免許返納をしたくてもできないと考えている層が一定数存在しているということです。
「車がないと生活ができないなら、自分たちが送り迎えをするから」といって親を説得している方もいると思いますが、高齢ドライバーの中には、『家族に迷惑をかけたくない』『頼りたくない』と考えている方も多いです。
「自分たちのことは自分たちでやる」
「毎回送り迎えをしてもらうのはなんだか気が引ける」
このような理由から、免許返納を拒むケースもあります。
「お年寄りは仕方なく自分で運転している」このように考える方もいますが、中には運転自体が好きな方もいます。
運転をすることでリフレッシュしたり、一人の時間を満喫したりする方も意外と多いです。
運転が好きな方にとって免許返納をするということは、自分の楽しみが1つ減るということになるため、決断に時間がかかってしまうのです。
高齢者が免許返納をためらうのには、必ず理由があります。
そのため、免許返納を促したい場合は、親の気持ちを尊重しつつ、あらゆる角度から説得していくことが大切です。
以下、具体的な説得のコツを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

免許返納をためらう高齢ドライバーはリスクや危険性を理解していないことが多いです。
「自分は大丈夫」「まだ運転できる」
このような考えを持っている方には、実際に起こってしまった高齢ドライバーの事故やトラブルに関するニュース、発表されているデータデータを用いて、リスクを丁寧に説明しましょう。
そうすることで、他人事ではなく自分事として捉えてもらえるようになるため、免許返納を促しやすくなります。
ただし年寄り扱いを嫌う方に対しては高齢者のニュースを見せること自体に不快感を抱く可能性があるため、多少なりとも本人が運転することに不安を感じている場合にのみ有効です。
親が免許返納を頑なに拒んでいる場合は、家族で協力して説得しましょう。
家族全員から免許返納を促されたり、説得されたりすることで、少しずつ気持ちが返納に向くかもしれません。
また、意外と効果的なのが孫からのお願いです。
「おじいちゃんの車に乗るの怖い」
夫や妻、子どもからの説得に一切動じなかったにもかかわらず、孫から一言がグサリと刺さって免許返納を行ったというケースもありますので、ぜひ試してみてください。
免許返納を促すには、年齢による体力や判断力の低下を伝えることが大切ですが、中には「自分はまだ大丈夫」と頑なに免許返納をしたがらない方もいます。
そのような場合は、適正チェックを受けてもらうのがおすすめです。
適正チェックについては、自動車教習所やNPO法人が提供しているチェックリストなどで実施できます。
家計を管理している方や、コスパに敏感な方には、車の維持コストが老後の生活をどれだけ圧迫することになるのかを説明してみると良いかもしれません。
車を所有している間は、
など、さまざまなコストがかかります。
これらをわかりやすく整理し、使用頻度は適切なのか、本当に車を所有する意味はあるのかといったことを話し合ってみましょう。
同時に手放した際のコストも計算してあげることで現実味が増し、免許返納を促しやすくなります。
免許返納をためらう高齢ドライバーの中には「手放したくても手ばせない」と悩んでいる方もいます。
なぜなら、車を手放してしまうと移動手段が無くなってしまうからです。
そんなときは、車以外の移動手段を提案してみましょう。
【新たな移動手段の例】
・必要なときだけタクシーを使う
・外出の際は家族が送り迎えをする
・地域の移動支援サービスを利用する
これらありがちな手段に加えてオススメしたいのが、免許不要で乗れる「特定小型四輪」を導入する事。
免許返納後の気軽な移動手段として高齢者層の心を掴んでいる次世代モビリティです。
※「特定小型四輪」については記事終盤でご説明いたします。
車を使わなくても移動ができることが分かれば、本人にも納得してもらいやすくなるでしょう。
高齢の親に免許返納を促すときの注意点は、以下の通りです。
これらの注意点を踏まえて説得しないと、あと一歩のところで親の気持ちが変わってしまったり、逆に意地を張ってしまったりといった事態に陥りやすくなりますので注意してください。

親に免許返納を促すときは、プライドを傷つけない説得方法を考えることが大切です。
年齢を重ねると、体力や判断力が低下します。これは人間の仕組みであり、仕方がないことなのですが、中にはこの事実を認めたがらない方もいます。
このような方に対して、
「判断力が落ちているんだから」
「事故を起こしてからでは遅いんだから」
「もう年なんだから」
というような言い方をすると、プライドを傷つけてしまうため注意が必要です。
そうなれば、逆に意地を張ってしまい、説得が難しくなる場合がありますので、頭ごなしに否定したり、決めつけたりするのではなく、一緒に解決できる方法を探すというスタンスで話し合いを行いましょう。
免許返納は、本人の意思で決めてもらうことが大切です。
一方的に免許返納を迫ると、説得に失敗するだけでなく、関係性が悪化する可能性があります。
また、中には鍵を隠す方もいますが、強引な方法は逆効果でなるのでやめましょう。
親に免許返納をしてもらいたい場合は、本人が納得するまでじっくり話し合うことが大切です。
免許返納をためらう方のほとんどは、移動手段の悩みだったり、自由が無くなるという悩みだったり、必ず何らかの不安を抱えています。
スムーズに免許返納を促すためには、その不安を取り除く提案をすることが大切です。
それには、まず親の気持ちや考えに寄り添う必要がありますので、話しを聞くところから始めましょう。
免許返納について話し合うときは、話す場所や時間帯を工夫しなければなりません。
例えば、食事前や朝の忙しい時間帯はイライラしがちであり、聞く耳を持ってもらえないケースもあります。
免許返納を促すには、親に納得してもらう必要がありますので、
・一緒に散歩をしているとき
・食後のリラックスタイム
など、落ち着いて話せるタイミングで切り出しましょう。
免許返納をためらう高齢ドライバーの多くは、移動手段に悩んでいます。
徒歩や自転車では移動距離や体力の面で限界がありますし、バスや電車などの公共交通機関を利用する方法も地方ではあまり現実的ではありません。
そんなときにおすすめなのが、近年新たに誕生した区分「特定小型原動機付自転車」(以下、特定小型)の4輪タイプ。16歳以上であれば免許不要で運転することの出来るEVモビリティです。

最高速20km/hで車道を走行する事が出来るのに加えて、時速6km/hモードに切り替えれば歩道走行も可能。
荷物も運べるのでスーパーへの買い物など、車の代わりに使用する事で不便を感じさせません。

そんな「特定小型4輪車両」は弊社ELEMOs(エレモーズ)でも販売しており、免許返納後の移動手段として購入していただくケースが非常に多くなっています。

エレモーズはただの電動モビリティではなく、“自立した暮らし”を続けたいという高齢者の気持ちと、“安全に見守りたい”家族の願いを叶える「新しい足」として、多くのご家庭に選ばれています。
どんな乗り物なのか気になるようでしたら以下の記事も合わせてご覧くださいませ。

車の安全技術が進化して死亡事故こそ減っているという側面もありますが、高齢者の割合が高いことが課題となっています。
その理由は単に運転ミスによることだけではなく、乗っている車に差がある可能性もあります。
高齢ドライバーの多くは最新の車に乗り換える事はなく古い車に乗り続けているケースが多くなっています。
つまり高齢ドライバーは思考力の低下など運転ミスを起こしやすくなっているにも拘わらず、安全装備が古い車両に乗っているため余計に事故を起こすリスクが高まっているという事。
そのままズルズルと運転を続けてしまうと、いずれ事故を引き起こす可能性があります。
そうなってからでは遅いですから、家族が親の気持ちに寄り添いながら説得をしていかなければなりません。
このとき、一方的に免許返納を促したり間違った方法で説得したりすると逆効果になるので、今回紹介したことを参考にしながらじっくり話し合いを進めていきましょう。
免許返納をためらう高齢ドライバーの中には、移動手段がなくなることに不安を抱えている方もいます。
そんなときは、免許不要で乗れる特定小型四輪モビリティ「エレモーズ」の活用をご検討ください。本人の移動手段、運転する楽しみをなくさないので免許返納を受け入れやすくなることでしょう。