高齢者の不注意による自動車事故を減らすためにも、本人だけでなく家族から見て運転に不安を覚えたら免許返納を考えるべき。
しかし実際は高齢者と言えど生活に車が必須となっている場合は、まだ乗れるのに免許返納をするという選択は困難。免許返納=移動の足(自動車)がなくなるので、特に地方在住の方には難しい問題です。

これを解決するには免許返納後も自由に移動できる手段を確保できるかどうか。
都市部にお住まいであれば公共交通機関の利用で済むかもしれませんが、今まで自動車を使っていた利便性を維持するには個人で運転できる「乗り物」がないと生活に支障をきたします。
つまり、車代わりになる「免許不要で運転できる乗り物を選ぶ」ことが重要です。

本記事では「免許返納後に選ぶ乗り物の種類」や「各乗り物の特徴」を具体的に解説。また利用シーン別に最適な選び方や、選定時に重視すべきポイントについても紹介します。
この記事を参考に、免許返納後の生活をより快適に過ごすための方法を考えましょう。
免許返納後の移動手段を確保することは高齢者にとって大きな課題。運転免許を返納した後でも、日常生活に必要な移動手段があることで、自由な生活が送れるでしょう。
ここでは、免許返納後に利用できる乗り物の種類やそれぞれの特徴、選び方のポイントについて解説します。
各乗り物には異なる特徴があり、選択肢として自分の生活スタイルに合わせたものを選ぶことが大切です。
免許返納後に利用できる主な乗り物は以下のとおりです。

それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルに最適な乗り物を選びましょう。
免許返納後に選択肢となる乗り物には、メリットとデメリットが存在します。
以下に、各乗り物のメリットとデメリットをまとめました。



各移動手段にはメリットとデメリットがあるため、ライフスタイルに合った乗り物を選ぶことがポイントです。
このように免許返納後の生活スタイルをイメージしたうえで、目的に応じた選択をしましょう。
免許返納後に選ぶべき乗り物を決める際には、まず生活スタイルを考慮しましょう。移動距離、使用頻度、体力面を踏まえて、最適な乗り物を選ぶ必要があります。
また、安全性や運転のしやすさもポイントです。
例えば、足元に不安がある方がシニアカーを選ぶ場合は乗降のしやすさが優先すべきポイントになります。
特定小型四輪の場合は、スピード・航続距離・荷室スペース等の違いから自分が使いやすいと感じるモデルを選びましょう。
免許返納後の移動手段として、イメージしやすいのは一般認知されているシニアカーと電動自転車。特に多くの方にとって「高齢者の乗り物=シニアカー」と思い浮かべます。
これらの乗り物は、高齢者にとって免許返納後の生活を快適するための選択肢です。
| これに加えて近年では「特定小型四輪」という新たな車両区分が出来た事が注目されています。(特定小型四輪については後ほど詳しく解説) |
まずここでは、一般認知されているシニアカーと電動自転車について選び方と特徴を改めて解説します。

シニアカーは高齢者向けに設計された電動車両で、特に移動が困難な方々に快適な移動手段。
座席が広く安定性が高いため長時間の移動でも疲れにくく、さらに簡単に乗り降りできるのが特徴です。
シニアカーを選ぶ際は、いくつかのポイントを考慮することが重要です。
シニアカーは高齢者に特化した快適な移動手段。選ぶ際には「座席の快適さ」「安定性」「バッテリーの寿命」を確認しましょう。

電動自転車はペダルを漕ぐ力を補助するアシスト機能が搭載されている自転車。電動アシストにより坂道や長距離移動が楽になり、体力的な負担を軽減できます。
電動自転車を選ぶ際には安全性を最優先に考える必要があります。
| ※そもそも自転車に不安を感じるようであれば候補から外しましょう。自分の足で漕ぐ必要があるので運動能力が衰えてくる高齢者が乗り続けられるかどうかは個人差があります。 |
もし電動自転車を選ぶ場合は実際に跨ってみての乗車姿勢やハンドル位置がしっくりくるものがおすすめ。また走行距離やバッテリーの持ち時間も選定のポイントになります。

近年新たに誕生した区分「特定小型原動機付自転車」の四輪タイプ(以下、特定小型四輪)
16歳以上であれば免許不要で運転することの出来るEVモビリティ。最高速20km/hで車道を走行する事が出来ます。
運転操作は基本的に原付スクーターと同様。ハンドルのアクセルを回すだけで走り出します。特定小型四輪だけの操作としてはバックができること。ギアをRに入れてアクセルを回すことでゆっくり後ろに進みます。
車種にもよりますが荷物を置くスペースが設けられていることが多いのも魅力。買い物だけでなく農作業など特定の範囲内で重いものを運ぶ用途にもおすすめ。
特定小型四輪を選ぶポイントは以下を参考にするといいでしょう。
特定小型は販売メーカーによって見た目が大きく違うことがありますが、デザインだけで選ぶと後悔する可能性があります。実際の使用シーンをイメージすることと販売店のアフターフォローや評判も確認しましょう。
特定小型原動機付自転車(四輪)について詳しく知りたい場合は以下の記事をご覧ください。


免許返納後も自分らしく自由に生活するためには、最適な移動手段を選ぶことが必要。移動手段によって日常生活の快適さが大きく変わります。
最後に改めて免許返納後の生活を快適にするための乗り物選びのポイントについて解説します。
免許返納後に乗り物を決める際、まずは移動の目的を明確にすることが大切です。目的によって最適な乗り物は異なります。
以下に、目的別におすすめの乗り物を紹介します。

短距離移動が多くなる場合は気軽に使えてサクッと目的地に到着できる電動自転車がおすすめ。出かける準備が簡単で近所を自由に移動するのに便利です。
自分の足で漕ぐ必要があるので運動不足解消にもなります。自転車に対して不安感がなく、移動範囲が近場だけに限られるのならば電動自転車がコストパフォーマンスの高い選択肢だと言えるでしょう。
安定性が心配な場合は車両価格はグッと高くなってしまいますが4輪電動自転車という選択肢もあります。

特定小型四輪が適しています。荷物を置けるスペースが設けられており、パワーもあるのでお米や水などの重いものも楽に運べます。

今まで自動車で行っていたスーパーへの買い物も特定小型四輪であれば案外不便さを感じずにシフトできる可能性があります。
スピードも免許不要で乗れる車両の中でトップクラスなので、自転車で行くには遠い距離も特定小型四輪なら快適に目的地までたどり着けるでしょう。

歩行者扱いで移動を補助するシニアカーが適しています。
安定性が高く座って移動。歩行者と同じ扱いになるので歩道を走行。体に負担をかけずに外出ができます。
移動手段が快適であれば外出の機会が増え、気分転換にもなります。
さらに移動の負担が減ることでストレスを感じることなく日常生活を楽しむことができます。
生活の質を向上させるために乗り物選びで重視すべきポイントを紹介します。
長時間の移動や頻繁に使う場合、乗り心地が良いことが大切です。シートの快適さや振動の少なさなど、乗り心地の良さを考慮した乗り物を選びましょう。
維持費が安い乗り物を選ぶことで、長期的に見て経済的にも助かります。
今回紹介した車両は全て電気の充電だけなので燃料代は安価。車両のメンテナンス費用も基本的にはかかりません。
ただし万が一故障してしまった場合はシニアカー、特定小型四輪は電動自転車と比べて修理費用が高く、手間取る可能性があります。
このように道によって使いやすい車両が変わります。
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※特定小型四輪については免許不要ながら車道を走行します。となると都市部など道が狭くて通行量が多い地域では車から見ると邪魔に感じられてしまい肩身の狭い思いをするかもしれません。 気軽に乗れる特定小型四輪ですが、精神的にも気軽に乗れるのは道路にゆとりのある地域になります。 とはいえ免許返納後の移動手段に悩むのは車に依存している地域に住んでいる方が多いので、特定小型四輪のデメリットは気にならないかもしれません。 |
環境に優しい乗り物を選べば、エコな生活を送ることができます。今回紹介した車両は全て環境に配慮した移動手段としても評価されています。
生活の質を向上させるためには、乗り心地の良さ、維持費の安さ、環境への配慮を考慮して乗り物を選ぶようにしましょう。

弊社ELEMOsは特定小型四輪市場においてトップクラスの販売実績を誇り、多くのお客様からの声を受け止めてより良い製品開発に注力しております。
まだまだ珍しい乗り物ですが、その魅力に気づいて愛車に迎えていただくお客様が増えています。
特に本記事のテーマである「免許返納後の移動手段」に選んでいただくことが多いので是非ご検討くださいませ。
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