四輪電動自転車の魅力と選び方ガイド

四輪電動自転車の魅力と選び方ガイド

電動自転車(電動アシスト自転車)の進化は目を見張るものがあります。以前はママチャリと呼ばれる買い物向けタイプが多かったのですが、最近はスポーツ・タイプやマウンテンバイクのようなデザインのものまで登場しました。

そしてこの記事で紹介するのは非常に珍しい四輪電動自転車

その名のとおり4つの車輪がついた自転車に、電動アシスト機能を装着したものです。

まだまだニッチな乗り物なので大々的に販売している企業は2社しかありませんが、2輪の自転車にはない特徴と求める人の違いがあります。

それでは代表的な四輪電動自転車を2台続けてみていきましょう。

①国内初、協栄製作所の「けんきゃくん」

国内初、協栄製作所の「けんきゃくん」

「四輪電動自転車なんて聞いたことがない」と思った方がいても不思議はありません。ブリヂストンやヤマハ、パナソニックといった有名メーカーはまだ四輪電動自転車をつくっていないからです。

『日本で初めて四輪電動自転車をつくった』と自負しているのは、浜松市(静岡県)の輸送用機器部品製造業の株式会社協栄製作所。

同社はヤマハ発動機やカワサキモータース、トヨタ車体といった大企業と取引をしている実力ある会社です。

それでは「けんきゃくん」がどのような商品なのかご紹介します。

「けんきゃくん」の概要

「けんきゃくん」の重量は29kgで、長さは142cm。車体の前後にカゴが1個ずつ計2個ついています。四輪なので荷物を多く載せることができるのに加えて重い荷物を載せていても不安定になることがなく安心して乗ることができます。

充電時間は4時間で、50km分の漕ぐ力のアシストを受けることができます。モーターの補助速度は最大時速18km。

価格は税込382,800円となっています。

安定性が売り

「けんきゃくん」の売りの1つに安定性があります。走行時に安定しているだけでなく、停止したときに足をつかなくても倒れることはありません。

また低重心設計にしたので乗り降りするときにふらつきにくく、転ぶ心配が少ないという特徴もあります。

コンセプトは健康と社会参加

四輪電動自転車「けんきゃくん」の開発コンセプトは「健康維持に関心を持ち、自立した快適な生活と積極的な社会とのつながりを求めているお客様へ」です。

高齢になったり体調を崩したりすると運動をする機会が失われるだけでなく、外出が減ってしまうこともありますが、それを解消するのに「けんきゃくん」を使って欲しいのです。

電動自転車であれば、ペダルを漕ぐ力が小さくても走れるので外出する気持ちになるでしょう。

しかし二輪タイプの電動自転車を不安定に感じる人がいます。そこで同社は四輪タイプの電動自転車をつくりました。

同社は「生活環境を改善する道具としてお役に立てていただきたい」「普通自動車免許を返納した高齢者に使っていただきたい」と述べています。

②セリオの「リベルタ」

セリオのリベルタ

もう1社、四輪電動自転車を販売しているのは、やはり浜松市に本社がある電動車いすなどをつくっている株式会社セリオ。製品名は「リベルタ」です。

リベルタの概要

リベルタの重量は40.5kgで、長さは1,585mm。車体の前後にカゴが1個ずつ計2個ついています。「けんきゃくん」と比べると全長が長く伸びやかでスタイリッシュなデザイン。背もたれもあるのでゆったと快適に乗ることが出来ます。

充電時間は4時間で、最長48kmの走行をアシストします。価格は税込415,800円です。

豪華装備

リベルタの価格が40万円を超えるのは装備が充実しているからでしょう。

アシストの力は3段階あって、最も強力にアシストするパワーモード、アシスト力は弱くなるが長距離走行が可能になるエコモード、両者の中間のオートモードとなっています。

モードの切り替えは液晶モニター付きのスイッチで行い、ライトはLEDを使っています。4輪ディスクブレーキを使うなど安全機能もハイレベルです。

楽ができるうえに安心

リベルタのサドル(椅子)には背もたれがついているので、走行中に後傾姿勢を取ることができ楽に長く走ることができそうです。

そして4つの車輪がしっかり地面を「踏んでいる」ので、乗っている人は漕ぎ始めるときも停車したときも足を地面につける必要がありません。転ぶ心配が最小限の自転車といえます。

電動だから実現した理想の自転車

自転車のタイヤを4つにすれば安定性が増すのは当然のことのような気がしませんか?

しかし電動アシストがない自転車では、四輪タイプはほとんど存在しません。

電動アシストが普及したお陰で、安心・安全の四輪自転車が登場したといえるかもしれません。

電動アシストがないと四輪の自転車はつらい

電動アシストがないと、四輪自転車はあまり便利ではないかもしれません。なぜならタイヤが増える分、重量が重くなって漕ぎづらくなるからです。さらに、タイヤが増えることで走行時の摩擦抵抗も増えるので、これもペダルを重くします。

自転車を四輪にすれば荷物を置くスペースも広げられますが、電動アシストがないと重いものを載せづらくなります。

このように通常自転車を四輪にすることはデメリットの方が大きくなってしまいますが、電動化によって課題を解決できるのです。

四輪自転車は、電動アシストによって実現した理想の自転車といえるかもしれません。

四輪電動自転車はこのような人におすすめできます

普通の二輪の電動自転車の価格は10万円程度で、高額なものでも20万円ぐらい。したがって四輪電動自転車の約40万円という価格はどうしても高く感じるでしょう。

ただし次のような方は、この価格でも四輪電動自転車の価値を実感できるかもしれません。

四輪電動自転車がオススメな人

  • 自動車の運転に不安を感じ始めた人
  • 自転車を使った買い物で大量の荷物になる人
  • 普通の自転車(二輪)の運転に不安を感じるようになった人

自転車を使った買い物で大量の荷物になる人

普段の買い物で自転車(二輪)を使い、いつも大量の荷物になる方は、四輪電動自転車に乗り換えるとその使い勝手の良さに驚くかもしれません。

大量の荷物や重い荷物を自転車(二輪)に積むと、乗り慣れている人でも走行が安定しないものです。それはとても危険です。

しかし四輪電動自転車なら、同じ量、同じ重量の荷物を載せても安定しています。

普通の自転車(二輪)の運転に不安を感じるようになった人

年を取るとバランス感覚が低下するものです。その状態で二輪の自転車に乗り続けていると、左右にふらついてしまうことがあります。バランスが取れていないと危険回避が遅れてしまい、事故につながりやすくなります。

「二輪の自転車は不安だな」と感じたら、四輪電動自転車を試してみてください。

「これならまだまだ自転車に乗り続けられそうだ」と思えるでしょう。

自動車の運転に不安を感じ始めた人

自動車の運転に不安を感じ始めて普通自動車免許の返納を考えている方は、自家用車を手離したあとの足が心配になるでしょう。

そのとき四輪電動自転車が代わりとなってくれるかもしれません。

四輪電動自転車なら、二輪の自転車よりも多くの荷物を積むことができますし、電動アシストがあるのでスイスイ走ることができます。

漕がなくて良い電動四輪車両もあります。

ここまで四輪電動自転車についてご紹介してきましたが、似たような用途で使える乗り物として「特定小型原動機付自転車」の四輪タイプ(以下、特定小型四輪)という選択肢もあります。

これは16歳以上であれば免許不要で運転することの出来るEVモビリティ。最高速20km/hで車道を走行する事が出来ます。(時速6km/hモードで歩道も走行可能)

ペダルはなく完全電動で走ることが出来るので、四輪自転車と普通自動車の間のような乗り物です。

上記の画像は弊社ELEMOs(エレモーズ)で販売している車両。ELEMOsは特定小型四輪市場で国内トップクラスの販売実績を誇るメーカーです。

自転車よりも速く、パワーもあり、太いタイヤと頑丈なサスペンションにより安定した走行性能。その利便性から幅広い世代や地域の方から注目が集まっています。
(中でも免許返納後の移動手段として購入していただくお客様が非常に多く好評をいただいております。)

ELEMOsで販売する特定小型四輪車両の価格は約35万円~45万円。四輪電動自転車を検討する中で候補に入るではないでしょうか?

特定小型四輪について詳しく知りたい場合には以下の記事をご覧ください。

「四輪電動自転車」と「特定小型四輪」

見た目は違えど両方ともバッテリーで動く4輪車両。

非常に似た乗り物だと言えますが、決定的な違いは自分自身が動力に加わるかどうか。

  • 四輪電動自転車はペダルをこぐのをサポートして楽に走れる「電動アシスト」
  • 特定小型四輪は「完全電動」なので自分の力は一切必要なくグングン進んでいきます。

それと気になるのは他者からの見え方。

四輪電動自転車は自転車と同じ乗り物だと捉えられますが、特定小型四輪は車両感が強くなるので自動車やバイクの仲間のように見られるでしょう。

何から乗り換えるかで考えてみる

  • 二輪の自転車に乗るのが不安定になってきて乗り換えを検討している方は「四輪電動自転車」
  • 免許を返納するので今後の移動手段を探している方は「特定小型四輪」

用途や目的、人によって選択肢が異なるのは当然ですが、上記を参考に四輪車両を検討してみると後悔のない選択ができるでしょう。

まとめ~変わった乗り物だけど便利

四輪の自転車でも十分珍しいのに、四輪電動自転車となるとさらに稀有な存在になります。「そんな自転車みたことも聞いたこともない」という方がほとんどだと思います。

そういった意味では四輪自転車は変わった乗り物といえますが、その一方でとても便利で安定感のある乗り物です。

加えて似た用途で使える乗り物としてご紹介したのが弊社ELEMOsでも販売している特定小型四輪車両。免許不要の移動手段として注目度の高い次世代モビリティも合わせてご検討ください。

自転車でも車でもバイクでもない。4輪電動車が今後の生活の助けとなってくれるかもしれません。

【参考動画】特定小型四輪ELEMOsのある生活

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