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高齢の方がもし「そろそろ自動車の運転に自信がなくなってきた」と感じたら、そのときが運転免許を返納する時と言えるでしょう。

不安な気持ちが少しでも芽生えたら車に乗るべきではありません。免許返納は事故を起こす前に考えましょう。

しかし免許を返納してしまうと自動車やバイクを運転できなくなり「移動手段が減って生活圏が狭まる」と心配になると思います。

でもご安心ください。免許を返納しても移動手段が「減る」だけであり「なくなる」わけではないからです。

自家用車以外にも交通手段は複数あり、これらを上手に利用することでアクティブな生活を維持することができます。

本記事では免許を返納した方の足になる、最適な移動手段とその利用方法をご紹介します。

1. 生活圏の広さを維持するなら特定小型

免許を返納しなければならないと思いつつも返納をためらってしまうのは、生活圏が狭まると感じているからではないでしょうか?

確かに電車やバスでは自家用車ほどの自由度はありませんし、駅まで歩かなければいけない。荷物を運ぶのも一苦労です。

免許がなくても自家用車の代わりとなる乗り物があれば、利便性を損なう事がないですよね。

そこでこれまでどおり自分の運転で自由に移動したい方にオススメなのが特定小型原動機付自転車(以下、特定小型)です。

1.1. 免許不要で運転できる原付

原動機付自転車はいわゆる原付のこと。特定小型は近年新たに生まれた区分であり、それは正に特殊な原付といえます。

何が特殊なのかというと、モーターなどの原動機が付いた乗り物なのに免許が要らないことです。特定小型は原付免許すら持たずに車道を走ることができます。

特定小型は電動キックボードで一躍有名になりましたが、実は三輪タイプや四輪タイプも発売されており車両タイプは様々。特に四輪タイプは倒れることがなく乗りやすい事から免許返納着の足として注目されています。

弊社ELEMOsではこれまでに様々な特定小型車両を開発・販売してきました。

■ELEMOsの特定小型のラインナップ

※生産終了ELEMOsの特定小型のラインナップ※生産終了 ELEMOsの特定小型のラインナップ※旧モデル ELEMOsの特定小型のラインナップ

現在販売中の車両ラインナップはこちら

1.2. 免許不要なのが信じられないほど便利で快適な乗り物

「免許不要で運転できる乗り物です」と説明されると「遅くて使い物にならないのではないか」と感じるでしょうか?

しかし特定小型を購入した多くの方が「便利だ」と評価しています。

当社が四輪の特定小型「ELEMOs4シリーズ」を購入したお客様に感想を聞いたところ、70代男性は「普段の買い物で助かっています」と言ってくださいました。

30代男性も「生活圏内で使うなら手ぶらでOK。運転も楽しいし自家用車の出番が減りました」と話してくれました。

もちろん特定小型は小さな乗り物なので、自動車の代役を100%こなせるわけではありません。特定小型は1人乗りですし、載せられる荷物も数十kg程度で、1回の充電で走れる距離も100km未満です。

しかし近距離の移動や、1人で簡単な買い物をするのであれば、自家用車よりはるかに特定小型のほうが便利ですしエコです。

特定小型に乗り始めると「自動車でなくてもいいんだな」と感じる機会が増えるでしょう。

1.3. 自宅から25km(往復50km)の場所を調べてみてください

ELEMOs4は、1回の満充電で最長50km走ることができますELEMOs4は1回の満充電で最長約50kmを連続走行可能。

一般的な普通乗用車はガソリン満タンで500km~走れます。ハイブリッドであればガソリンを満タンで1,000km以上走れる車種もあります。

それに比べるとELEMOs4は満充電にしても最長50kmしか走ることができません。

では50kmは短い距離でしょうか? 東京駅からスカイツリーまでは道路距離で9.3kmしかありません。大阪城からユニバーサル・スタジオ・ジャパンまではわずか13.4kmです。

50km走れる特定小型なら近隣を自由自在に巡ることができます。 自宅から25kmの場所を調べてみてください。ELEMOs4なら走行環境が最良の状態であれば、そこまで行ってから自宅に戻ってくることができるはずです。

日常使いにおいて満充電の走行距離が50kmあれば必要十分なのです。

1.4. 四輪の特定小型なら「安定+荷物OK」

四輪の特定小型であれば、両足を地面から離して車体のステップの上に乗せても、転倒する心配がありません。

この安定性に加えて四輪の特定小型は、車体を規制の範囲内で大きくできるので、荷物置き場を設けることができます。

ELEMOs4の荷物スペースの容量は縦36~50×横30×高さ32cmとたっぷりです。

ELEMOs4の荷物スペースはシートの下、左右のステップの間にありますELEMOs4の荷物スペースはシートの下、左右のステップの間にあります

もっと荷物を運びたいのであれば積載量を強化したカーゴタイプ車両「エレカーゴ」がおすすめ。

このように買い物カゴを積んでも余るほどの荷台を備えています。

お米や水などの重くて運ぶのが大変なものを買いたい時に便利ですし、エレカーゴは日常のお買い物だけでなくお仕事で使用するために購入する方もいらっしゃいます。

1.5. 歩道を走れる「特例」特定小型もあります

先ほど特定小型は特殊な原付と説明しましたが、実は特定小型から派生しているタイプがあります。それは『特例特定小型原動機付自転車(以下、特例特定小型)』

「特定小型」と『特例特定小型』。名称だけでは何がなんだか分からなくなってしまうので以下で違いをご確認ください。

  特定小型 特例特定小型
最高速度 時速20km 時速6km
最高速度表示灯 緑色のライトを常時点灯 緑色のライトを”点滅”
走れる公道 車道、自転車道 歩道

特定小型は車道または自転車道しか走行できませんが特例特定小型になると歩道を走ることができます。

ただし特例特定小型は歩行者に危険が及ばないように、最高速は歩く速度に近い時速6kmに制限されています。

弊社ELEMOs(エレモーズ)で販売している車両は全て、特定小型モード特例特定小型モード切り替えることが可能車道も歩道も走ることができます。

2. 車道を走ることに不安を感じるならシニアカー

国土交通省の「新たなモビリティ」の資料のなかで、シニアカーは電動キックボードと並んで紹介されています。
https://www.mlit.go.jp/common/001430302.pdf

さらに年を取ると特定小型の最高速度の時速20kmでも「速すぎる」と感じるようになるかもしれません。普通自動車と並んで車道を走ることが怖いと感じる可能性もあります。

そこで免許を返納した方で「車道を走る自信がない」と思った方には、シニアカーをおすすめします。

2.1. モーターで走るのに歩行者扱い(もちろん免許不要)

シニアカーも特定小型と同じように電気でモーターを回してタイヤを動かして走行します。

特定小型との違いは何かというとシニアカーは歩行者と同じ扱いになるため歩道を走行できます。(車道は走行不可)

シニアカーは法律上は電動車いすと同等の乗り物になり、サイズは長さ120cm、幅70cm、高さ120cmに規制されています。

足腰が不自由であったり、体力的に自分の足で歩いて出かけるのが困難な方をサポートする車両がシニアカーなのです。

2.2. 近所付き合いならこれで十分

シニアカーは歩道しか走れずスピードも徒歩並みなので、遠方に行くのは難しいでしょう。

しかしご近所巡りをするなら不足を感じないはずです。

そして実際にシニアカーを購入して狭まってしまった生活圏を再び広げることができた高齢の方がたくさんいます。

「家のなかにばかりいたくない」「お友達に会いにいきたい」「地域とのつながりを持っていたい」そんな風に考えながらも、自分の足で出かけるのが困難な方にとって、シニアカーは生活の幅を広げてくれる選択になるでしょう。

3. 公共交通機関を最大限活用する

免許を返納したあとの足として、ここまで特定小型とシニアカーを紹介してきましたが、この2台は「所有する交通手段」になります。

そこで次に紹介したいのは「所有しない交通手段」、つまり公共交通機関です。

3.1. 自分が交通事故を起こすリスクがゼロなのは魅力

高齢の方が公共交通機関を利用する最大のメリットは、自分が交通事故を起こすリスクがゼロだということ。

警察庁によると、2023年の高齢者関連の交通事故には次のような傾向がみられました。

■高齢者関連の交通事故の傾向
●75歳以上の高齢運転者による死亡事故は近年増加傾向。免許人口当たりでは75歳未満の約2倍発生
●75歳以上の高齢運転者は、75歳未満と比較してブレーキとアクセルの踏み間違いなどの操作不適が多い

参照:https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bunseki/nenkan/060307R05nenkan.pdf

もし自分が「高齢」を自覚したら、運転すること自体を控えた方が家族は安心してくれるでしょう。

3.2. 逆転の発想「公共交通機関で行ける範囲を生活圏にする」

かたくなに免許返納をしない人のなかには、自動車が使えなくなると生活圏が狭まることを懸念する方がいます。確かに自家用車があれば、好きな時刻に好きな場所に行けます。

しかし公共交通機関でもかなり広範囲に移動することができます。 そこで提案したいのが、公共交通機関で行ける範囲を自分の生活圏にすることです。

例えば、バス停の近くにあるスーパーマーケットに買い物に行くようにしたり、地下鉄駅近くの医療機関を利用したりすると、自家用車がなくなっても不便を感じづらくなるかもしれません。

今まで公共交通機関では行きにくい店舗へ車で行っていたのなら、いっそのこと公共交通機関で行きやすい店舗に変えてしまってはいかがでしょうか。

4. 足腰に自信があれば電動アシスト自転車が人気

自転車にペダルをこぐ力をアシストするモーターが付いた電動アシスト自転車も免許を返納した人の足になるでしょう。

ただし電動アシスト自転車はあくまで自転車なので自身でペダルを漕ぎながらバランスを取ることが前提になっているので、足腰に自信がある方におすすめします。

参照:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/mobility/pdf/003_07_00.pdf

4.1. アクティブになることができる

公益財団法人自転車駐車場整備センター自転車総合研究所によると、電動アシスト自転車は高齢者の外出をしっかりサポートしています。

高齢者等の53%が「電動アシスト自転車を使うようになって外出が増えた」と答えていて、51%が「行動範囲が広がった」と回答しています。

高齢者等が電動アシスト自転車を使う目的は多い順に、買い物(50.5%)、日常の用事(46.3%)、運動またはレクリエーション(38.9%)、通院(25.3%)となりました。

アクティブになるのに有効で、生活に欠かせない交通手段になっていることがわかります。

参照:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/mobility/pdf/003_07_00.pdf

4.2. アシスト機能は低速補助であって高速化を目的にしていない

電動アシスト自転車のモーターは低速走行時にペダルをこぐ力を補助しますが、スピードがのるとアシスト機能が止まります。

電動アシスト自転車の基準は次のようになっています。

電動アシスト自転車の道路交通法上の基準

  • 時速10km未満では「運転者がペダルを踏む力:モーター補助力」を1:2にする
  • 時速10km以上、24km未満ではモーター補助力の比率を徐々に減らす
  • 時速24km以上ではモーター補助力をゼロにする

ここからわかることは電動アシスト自転車は楽に走る移動手段であって、速く走るためのものではないということです。

まとめ~「出かけたい」という気持ちが大切

免許を返納しても、生活を豊かにする移動手段はあります。

  • 特定小型なら様々なシーンで自動車の代わりになるでしょう。
  • シニアカーなら歩行者と一緒に歩道を走りながら、ラクラク移動できます。

その他。公共交通機関をもっと利用することでも、免許返納後の不便さはかなり減るはずです。地下鉄やバスで行ける場所を調べるとむしろ生活圏が広がるかもしれません。

確かに自家用車は魅力的な移動手段ですが、自分が運転を誤れば加害者になってしまう危険な側面があります。

思考力・判断力・反射神経・体力が落ちていると感じたらトラブルを起こす前に免許の返納を考えましょう。

車がなくなって「出かけたい」という気持ちさえあればどうにでもなります。

車だけが自分の足ではありません。現代では免許がなくても使える乗り物に特定小型という新たな電動モビリティが加わったので、それも込みで免許返納後の生活をイメージしてみてくださいね。

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